Home
「キャズさんちのオーディション生活」 に戻る
2007年度 1月〜3月
1月4日(木)
全米船舶協会 NMMA (National Marine
Manufactures Association)
当日の午前11時ごろ、突然の連絡。「今から午後4時までの間で、行ける?」って、近所で良かった・・・。J、今年初のオーディション。
1月中旬ごろ、息子のGにも初オーディション(Disney)が入るけれど、サイズが合わず、行きませんでした。
1月29日(月)
Amana/Getty Image Stock Photo
KAZ Talent Services
が扱った今年初のオーディション。ウチの事務所からは30名ほどが参加。オーディションに行く人たちのスケジュ−ルの決定/確認などで、電話とメ−ルを
しっぱなし(汗)その後、写真のみの追加選考があって、さらに15人ほど応募。
結局9名のメンバ−に「押さえ(hold)」が入り、6名のメンバーが仕事をゲット。撮影日は、それぞれ別々に数日間だったので、個々の撮影については
書きませんが、仕上がり写真は、こちらのサイトのどこかに載っているはずです(^^)
http://creative.gettyimages.com/source/home/home.aspx
http://amana.jp/
2月3日(土)
Nestle
ネッスルの商品ではなくて、ネッスルが出しているフリー雑誌内で使われるプリントの仕事。土曜日のオーディションだったので、Jの日本語補習校が終わっ
て速攻で駆けつけた。
この頃、Jには、Nesquik
というチョコレートミルクのCMオーディションの話が来るも、「自転車に乗れること」が条件で、乗れない娘は、パス(;;)
2月16日(金)
Buskin Robbins -- TV CM
アイスクリーム屋さん、バスキン・ロビンスが出す、新商品のコマーシャル。
普通、オーディション参加者には見れないタレント・リストが、無造作にデスクに置かれていたので、ちょっとチェック
(盗み見<笑)したら、黒人の女の子、約10名と、おじいちゃん、約10名、同じくアジア人の女の子とおじいちゃん、各10名づつくらいが呼ばれていた。
こりゃ、写真選考
で、ずいぶんと絞った仕事だこと・・・と思う。そして、おじいちゃんと孫娘の絡みがあり、セリフもしっかりあったので、オーディション前の選考で、それな
りの経験
がある子供を選んだんだろうな、と思う。
また、アジア人と黒人が呼ばれていたので、これは、アジア人でキャストするか、黒人でするのか、今の時点では決まっていないんだろうな・・・と思い、ア
ジア人と黒人じゃ、アジア人は不利かな、とも思う。
シーンは、テストで「F(落第点)」を取ってしまった孫娘が「テストで A
を取ったら、バスキンロビンスの(新製品名)を食べに連れて行ってくれるって、ママが言っていたのに・・・」と、泣きべそをかいていると、おじいちゃん
が、そのテスト用紙の「F」を「A」に書き直して、「行こっか!」と目配せ、孫娘はにっこり、という、母親としては、テストの成績を書き直すしてごまか
す、という倫理
的に疑問が残る展開のもの(笑)
後日、このCMをテレビで見たのですが、ぽっちゃりと太った、ちょっとボ〜ッとしたタイプのアジア人の女の子が選ばれていました。「おぉ、アジア人で
キャストしたんだぁ〜」と思いつつ、娘には、この仕事をゲットで
きなかっ
た理由を、「Jは太っていないし、お利口そうな顔をしすぎてて、テストで F
を取るように見えなかったからだよ」と、言っておきました(この仕事をゲットしたお嬢さん、ごめんなさい〜)
2月22日(木)
Disney Consumer Product
雨の中、遠い場所(グレンデールという、フリーウェイを4つも乗り換える所)でのオーディションで、モノが Disney
とだけ聞いていたため、すっかり Disney Direct
(カタログ)の仕事だと思い、ちょっと行くのがおっくうでした・・・(というのも、ディズに−・カタログの仕事は、ギャラが安い〜1本数万円)。でも、午
後の遅い
時間には、違うオーディションも入ったので、「グレンデールの帰り道だから、両方行けるか」と、重い腰を上げて行った。ら、この仕事、同じディズニーで
も、商品開発部の仕事で、ギャラ、ゼロの数が一つ、違ってました!
AT & T
全米一のシェアを持つ通信・電話会社、AT & T
のアメリカ国内・アジア市場向けメディアのプリント仕事。オーディションは夕方の5時、ダウンタウンにてだったので、上記の Disney
のオーディションの帰りに行って来た。決まれば、多分、今、私が連載コラムを書いている日系の雑誌にも載る仕事なので、自分の執筆誌に娘の出た広告が載れ
ば、楽しいなぁと思ったけど、ダメでした(>。<)
2月28日(水)
Amano/Getty Image Image Stock
Photo -- C/B
KAZ Talent Services
から、追加で写真応募した15名のうち、数名にコールバックがかかりました。これに行った子供たちのほとんどは、初コールバック(というか、初オーディ
ション)。頑張れ〜。
3月7日(水)
Time Warner Cable
けっこう遠い場所まで、下の坊やも連れて行ったので、疲れたけれど、来た子供たちをすべてチェックしていたので、前もっての選考が絞られた仕事だとわか
る。ただ単に、来た順に名前を書き込むオーディションは、とりあえず、たくさん呼んでいるケースで、待ち時間は長いし、受かる確率も低い場合が多い。で
も、来た子供の名前を確認す
るってことは、何時に誰が来
る予定というスケジュールが組まれている=呼ばれた子供が限られているという証拠。
この日のオーディションは、3月に入って初めて行ったもので、丸一週間、オーディション生活はお休みでしたが、実は、この週、私の通訳仕事が2回あった
ため、助かりました
(ホッ)<実は、5日には、息子に、おもちゃメーカー Mattel のオーディションが来ましたが、あまりにアトピーがひどいので
パスしていました。
−−−そして、この週には、Jの先日のディズニーの仕事が決まりました。
3月9日(金)
Disney Consumer Product 撮影
仕事日。朝の9時過ぎから、郊外の自然公園内で撮影がありました。何やら、ディズニ−は、2008年の秋公開予定で、ティンカーベルを中心とした、妖精
たちの映画を製作するらしく、その映画に合わせての新商品の開発用に、この映画/新商品のイメージモデルとして、5〜6名の女の子が選ばれたようでした。
モデルたちは、もちろん、ウチの子は「アジア人」ですが、他の子は、ラテン系、黒人、プラチナブロンドの超白人、そしてアジア/白人のハーフ、赤毛の
カーリーヘァの子と、それぞれの人種を代表するようなメンバー。この日は、スチールの仕事とはいえ、ビデオも回され、この日のイメージは、今後、ディズ
ニーの商品開発部での社内プレゼン用に使用され、最終的に、妖精映画用の新商品が出そろう2008年の秋、世界中のディズニー・ストア内のディズプレイと
して、飾られるそうです。
ちょうどお昼前に撮影は終わり、ランチを食べてから、まだ間に合ったので、娘は午後、学校に行かせました。で、夕方は、空手のクラス。
3月10日(土)
Time Warner Cable -- C/B
前日の午後、ディズニーの撮影から戻ったとたんに事務所から電話で、Time Warner Cable
、コールバックがあるとの連絡。プリントの仕事なのに珍しぃ・・・と思って行ったら、アジア人の組では、お父さん役が二人と、息子役が二人づつ呼ばれてい
て、娘
役は、ウチのJだけ。これは、どっちのお父さん、どっちの息子がバランスが合うかのチェックだな、と思い、「じゃ、Jは、ほとんど決まりだわ(^^)」と
ほくそ笑む。で、思った通り、撮影当日は、この日に来ていたお父さん役、息子役の二人のうちから、それぞれ一人づつ、呼ばれていました。
土曜日の午前中からのコールバックだったので、Jには日本語の補習校があるので、朝、登校させ、昼を挟んでの2時間ほど、中抜けをさせて行きました。
3月14日(水)
Olympic Athletes and Kids
なんだかわからないプリントの仕事。でもギャラは2000ドル。オーディション場所は、公園のバスケットボール・コートという、珍しい場所。順番を待つ
子供たちの列の前で、「変な顔をして」と言われたJは、本人曰く「みんなが見ている前では、したくなかった。恥ずかしかったの」ということで、上手に出来
ず。放課後の娘を拾
い、下の坊や同伴で、かなり遠いオーディション場所まで連れて行った私は、中途半端なオーディションをした娘を叱咤。
「ちゃんとオーディションを受けないんだったら、お母さんはJを、こんな遠い場所まで、連れてきたくないからね!」と。本人が「自分はプロ」と言うのな
らば、
そうしろよ、ってコトで。私もJの母業の他、キャズ・カワゾエ業ってのが、ありますもんでね、真剣勝負じゃないことに使っている時間はないのです。
ーーーこの日、このオーディションに向かう途中で、事務所より、先日の Time Warner Cable
の仕事をゲットしたとの連絡が入りました。
3月17日(土)
Target
また土曜日だったので、日本語補習校のあと、すぐにハリウッドへ。この日は、午後、お友達と遊ぶ約束だったけど、キャンセル。
3月19日には、Jに Playmate Dolls のCMのオーディションが入る。この日は、
私の通訳仕事が入っていたから、スケジュール的に両方をこなすのは難しい、と、困っていた所に、また事務所から電話が入り、これが
Non-Union(労働組合の基準に沿わない)ものと判明。組合員のJにはできない仕事なので、おのずとパス。良かった、スケジュールのバッティングが
避けられた(ふ〜)
3月21日(水)
Publix Market --TV CM
聞いたことのないマーケットだと思いきや、フロリダ〜アトランタとか、南東部方面に展開している、大手マーケットだそう。CMは、Back to
School Sale
用とのこと。当日の昼前に電話が入り、午後4時半のオーディション@ハリウッド。当日の連絡で、シッターさんの手配が間に合わず、息子同伴で行きました。
3月23日(金)
Time Warner Cable 撮影
仕事日。この週は、月・火、と、私が通訳仕事で一日中出動、それで、水曜日の放課後には、上記の Publix Market
オーディション@ハリウッド・息子同伴で、この日は早朝から撮影・・・で、ちょっとしんどい母でした(;;)<つくづく、19日のオーディション、なしで
良かったと思う。
一緒に仕事をした弟役の男の子は、私が主宰する
Hollywood Parents Club 4 Models
のメンバーで、家も近所で良く知っている男の子。なので、Jにとっては、とても楽しいお仕事のようでした。でも、スタジオ・ティチャーが厳しい人で、みっ
ちり3時間、撮影現場で勉強をさせられ、現場でのお勉強は大変でしたが、この日、お休みをした学校のクレジットをゲット、学校は「お休み」扱いになりませ
んでした。
3月29日(木)
Disney Product
放課後、ハリウッドへ。これも、ディズニー・カタログの仕事ではないようでした。
3月31日(土)
Publix Market -- CM C/B
また土曜日だったのですが、幸いにも日本語の補習校は春休み中。コールバックの場所も、家から近所でラッキー。
CMの設定は、小学校の教室内ってこと
で、来ていた子供たちは、太った子もいれば、メガネの子もいる、白人、黒人、色々でしたが、アジア人の女の子は、3人だけ。で、J以外の二人は中国系か、
タイ系に見えました。二人とも、とっても可愛い子だったのですが、顔のエラが張っているホームベース型で、色黒。たまご形の顔に、色白の娘とは、ぜんぜん
タ
イプが違うので、これは、どっちタイプがハマるかだな、と思いました。で、ウチの子はダメだったのですが、後日、他の仕事の撮影でフロリダに行った時に、
町中には、
まず、アジア人は、ほとんどいない。だから、娘のような「色白の純種タイプ(混血ではない)」人なんて、ぜんぜん、歩いていないの〜〜。みんな日に焼け
て、ラテンとか、どっかの血が交じった感じで、「濃い人」が多くて、学校の教室には、きっと娘のような子供がいるのは不自然なんだろうなぁと思って、この
仕事、落ちたことに納得したものでした。
「キャ
ズさんちのオーディション
生活」2007年度4〜6月に行く